理美容室の店舗数について

2020年1月31日

【理美容室の店舗数について】

2019年内に倒産した理美容室が過去最多の119件に達したとのデータがありました。

これまで過去最多だった2011年の118件を上回り、件数は2016年から4年連続で増加傾向にあります。

特に美容業の倒産が多く、理容業が14件(前年比6.6%減)に対し、
美容業は105件(前年比10.5%増)と大きく変動しています。

理由としては、大都会を中心に店舗が乱立し、人口減少や高齢化が原因により、
顧客の囲い込みが激しさを増し、さらに1000円カットなどの低価格チェーンの台頭により、
既存店舗と新規参入との競争の過熱化が原因ではないかと考えられています。

近年では生き残り競争のために、新規顧客獲得に向けたPRやクーポンだけではなく、
予約システムや顧客のヘアースタイルのデータ化などIT化や利便性が求められている時代を迎えているようです。

倒産数は年々増加しており、今後も倒産数は増加する可能性が高まっているようです。

特に最近では男性客の利用も多くなった美容業は新規参入が多く、
淘汰の波はしばらく続くとみられているようです。

※参考記事
2019年「理容業・美容業倒産動向」調査
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20200107_02.html