【働き方】辞めたスタッフが残した言葉とは stance. 会沢学【対談】
働きやすいサロンをつくるために
stance. 会沢学
恵比寿にサロンをオープンして22年になる会沢さんに働き方についてお話をお伺いしました。
会沢さんの他の記事はこちら↓になります。
2011年頃、当時期待していたスタッフさんから退職したいとの希望があったそうです。
当時は、それまで会沢さんが働いていた環境の影響もあり、
遅くまで働いたり勉強することが、技術力の向上につながるし、
美容師としても当然の姿だと会沢さん自身も考えていた。
そのスタッフさんのお話では、
これからも永く美容師を続けたいと思っているが、
stance.の今の働き方ではこれからのライフスタイルがイメージできないと言われたそう。
残念ながらそのスタッフさんは離職されたそうですが、
その言葉がきっかけとなり給与体系や社会保険はもちろん、
営業時間や休暇の改善などにも取り組むきっかけになった。
効率化するために、
ノンブローカットやドライカットするなど技術面の工夫を行い、
またカット技術やカウンセリングなどのトレーニングも工夫し
時間を上手くコントロールできるようにしたとのことです。
また、若いスタッフさんがよく使う言葉に
「タイパ(タイムパフォーマンス)」がありますが、
スタッフ同士でどんな工夫が必要か、どんな働き方をしたいか、
さらによい美容師とはなにかを一緒に考えているそうです。
自分自身が働きやすい環境を作るためにも、
お客様がよい時間を過ごしていただけるように
技術面はもちろん美容師としてのありかたを一緒に考えている。
退職されたスタッフさんの言葉を真剣に考えて取り組んだからこそ
今の環境があるのだなと感じた今回の対談でした。