【教育】触り方だけでなく、その触り方で何が伝わるかまで ヘアサロン大野 根本寛子【対談】

一人ひとりのペースに合わせて
ヘアサロン大野 マネージャー 根本寛子
ヘアサロン大野の日本橋エリアのマネージャーを務める
根本寛子さんに、「教育」についてお話を伺いました。
根本さんの他の記事はこちら↓になります。
【接客】お客様からの厳しい言葉が何よりありがたかった ヘアサロン大野 根本寛子【対談】
92年の歴史を持つヘアサロン大野には、受け継がれてきた技術があります。
根本さんが意識しているのは、その技術を丁寧に伝えること。
そしてスタッフがお客様に入った時、
自分で考えて施術できるようにすることだそうです。
大野には「技術の心、心の技術」という理念があります。
工程を覚えて提供するのではなく、
心を込めるにはどう指を運び、どう触れたらいいのか。
そこまで考えられるように教えているとのこと。
特に感覚技術は、ダイレクトに伝わります。
指先、指の腹、手のひら。
使い分けながら、ゆっくりと包み込むように触れる。
赤ちゃんに触れるようなイメージを持って技術に入るそうです。
このように触ってくださいね、で終わらせない。
それによってお客様に何が伝わるのかまで、あわせて伝えていきます。
もう一つ大切にしているのが、相手のペース。
以前、自分ができたから相手もできるだろうと考えて伝えてしまい、
そのスタッフをいっぱいいっぱいにさせてしまったことがあるそう。
習得のペースも、考えるペースも一人ひとり違う。
そう気づいてからは、その人に合わせた教え方をなによりも考えています。
教わる時は、まず教えてくれた人を真似る。
伝える側と受け取る側、その両方の視点を感じた今回の対談でした。
▼対談者のプロフィール▼
■名前
根本寛子(ネモトヒロコ)
■経歴
「人と関わり、人の役に立てる仕事がしたい」という思いから、介護職として2年間勤務。
介護の現場で、月に一度の訪問理美容を心待ちにし、
ヘアカットやシェービングを終えた入居者の方々が、
いつもとは違う晴れやかな表情で喜ぶ姿を目にする。
その経験から、「理美容には人を笑顔にし、気持ちまで前向きにする力がある」と感じ、理容師への転身を決意。
地元・宮城県の仙台理容美容専門学校を卒業後、
2011年にヘアサロン大野へ入社。
東京・大阪の各店舗で経験を積み、入社5年目にスタイリストデビュー。
2018年の出産を機に約2年間の育児休業を取得。
その後復帰し、現在は子育てと仕事を両立しながら、
日本橋エリア2店舗マネージャーとして、サロンワークに加え、店舗運営・スタッフ教育に携わる。
■実績
○2011年
ホテルニューオータニメイン店オープニングスタッフ
○現在
日本橋エリア2店舗マネージャーとして、店舗運営・スタッフ教育
■理容師としての思い
「人の笑顔が好き」という、理容師を目指した時の気持ちは今も変わっていません。
ご来店いただいたお客様に、来たときよりも少しでも笑顔になってお帰りいただくこと。
それを目標に、一人ひとりと向き合いながら技術と接客を磨いています。
来店した瞬間だけではなく、年齢を重ねていく時間の中でも、人生の大切な節目でも、
その方が前向きになれる「笑顔のきっかけ」でありたいと思っています。
これからも自分の技術に驕ることなく、人を笑顔にできる理容師であり続けるために、
技術も人間力も磨き続けていきたいと思います。
