なぜ美容室の定休日は火曜日なのか

2021年10月1日2021年10月29日

なぜ美容室の定休日は火曜日なのか

美容室、特に関東地方では火曜日が定休日のところが多いですね。
一方で、関西など他の地域では月曜日が定休日である事が多いそうです。

なぜ、関東の美容室は火曜日を定休日していることろが多いのか。
なぜ、他の地域は月曜日が定休日なのか。

実はこれらには、しっかり意味がありました。

今回の記事では、美容室の定休日がなぜその曜日なのかについて紹介します。

火曜日が定休日の理由

火曜日が定休日である事が多い理由、それは第二次世界大戦時の日本の背景にありました。

当時の日本では、戦争のために大量の電力が必要でした。
しかし、電力の供給が今より少なかったため、国民に節電をしてもらう日を設けてました。これを「休電日」といい、関東では火曜日が休電日に設定されていました。

さらに、当時はパーマが大流行していました。
パーマはかつて「電髪」と呼ばれ、電気の熱を利用してパーマをかけていました。
電気を使う都合上、休電日にパーマをかける事はできませんでした。
そのため、電気が使えない日は休業しようという流れができました。

これらの理由により、休電日が火曜日だった関東地方では当時の名残が続いて火曜日が定休日となっている美容室が多いとの事です。

また、他の地域が月曜定休日の理由として、関東地方のように他の地域にも休電日が設定されており、地域によって月曜日だったり水曜日だったりとバラバラでした。
時代が進み、休電日が無くなった際に理容組合によって美容室の定休日の月曜日に統一する事が行われました。
しかし、関東地方だけは他の地方に比べて店舗数が多かったため、定休日を変更するとお客様が混乱すると思われたため、関東地方だけは火曜定休日が継続としたと考えられています。