【働き方】理美容業界からの離脱者を減らしたい SOL*Z 片川昌広【対談】

2024年8月21日

より多くの情報を知り未来を一緒に考える
SOL*Z 片川昌広

美容師として30年。
現在はご実家の理容室を事業承継し、5店舗と派遣業も行っている片川さんに働き方についてお話を伺いました。

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片川さんは家業が理容室だったこともあり、
業界歴としては長くいろいろな時代をみてきており、
また理容師、美容師のWライセンスを持つために勉強も重ねて現在に至る
というかたちで様々な業界の変遷を間近に見てきています。

昭和の頃は、シャンプーに入るまでは住み込みでアシスタント、

その後もデビューまで10年かかるような時代。

 

住み込みをしているお兄さんに

働くこととは何をするかが大事だよ」とよく教えられていたそうです。

ただ時代的には、情報も閉鎖的で独立をさせないような風潮だったようです。

平成に入ると、教育なども大きく変わり、

独立しないと生活できないような時代に。

独立することが一般的になった時代。

令和になると、独立した働き方も様々で、
サロンをオープンするだけでなく、
業務委託やフリーランスなど様々な働き方を選べるようになってきたそう。

一方で、独立することの苦労やリスクも見えてきて、
独立しないと美容の仕事が続けられないような時代でもなくなるような時代変化が。

フリーランスは若いうちは稼ぎやすいけれど、

年齢を重ねたり、家族との時間を過ごすためにも、

チームが必要になり働き方も更に変わってくる。

 

だからこそ、どこまで働いて、どこまでの保証が欲しくて、

どれくらいのお給料が必要なのかをしっかりと考えることが重要。

ネットの不確かな情報だけでなく、

片川さんが自ら感じてきた情報も含めてすべてスタッフさんにはオープンにしている。

片川さんだけでなく、店長さん含めてこのような情報を知っている人が増え、

どのような働き方がしたいかを考えられる環境を作っているからこそ、

スタッフさんが先々までしっかりと考えることが出来、

離職率も年々下がってきているのだなと感じられた今回の対談でした。

▼対談者のプロフィール▼

■名前

名前:片川昌広(カタガワマサヒロ)

■経歴
1974/6/8生まれ

神奈川県鎌倉市在住
トータルビューティー業and派遣業

育生会理容美容専門学校の理科と美容科、共に通信科卒業

理容は両親の店で修行。
美容はエネルギッシュで魅力的な都内の会社1社のみで修行。

国内の理美コンクール等受賞経験を経て4.5年勤務した会社を退社。

両親のサロンに戻り徐々に代表を交代する。
現場ででしか出来ない事と現場に入っていては出来ない事を知る。
現場を退いた分だけサロンが発展し、取扱案件としては美容・理容・アイ・ネイル・ヘアメイクでは雑誌・映像・広告・ブライダル・その他派遣系では、介護ホーム等。

現在は5つのコンセプトの下、サロン5店舗と派遣業を展開。

■実績
理美容師歴30年強

両親が経営する理容店にて、幼い頃より手伝い若干10歳でシャンプーデビュー
19歳 大学通学をしながら理容専門学校通信科入学

同年大学中退、理容店就職
21歳 理容インターンをしながら美容通信科入学
23歳 美容のインターン期間と同時に都内美容室へ就職
28歳 両親の会社へ帰属
スクラップandビルドを繰り返しながら経営者として学び今日に至る
30歳まで国内外の数々のコンクールを受賞

◾️現在
以前から離職率の高い業界ならではの体制・働き方を改善すべく、
新しい理美容の働き方を模索。美容師が生涯モチベーション高く、安心して働ける場所を職場環境を提供できるよう、労使間の相互サポートの環境構築に力を入れて経営している。

 

SOL*Z