【教育】教わらずにまず自分で考える Hairdressing b.h. 田村 卓【対談】

2024年5月10日

美容師歴21年の田村さんに教育についてお話を伺いました。
田村さんの他の記事はこちら↓になります。

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教える立場と教わる立場
お互いにどちらも大切な役割を担っていて教育は成り立っています。

 

教える立場としての大切なことを田村さんは、美容師としての仕事を「大好きになってもらう」ことだと言います。

 

才能や技術的な上達はもちろん重要ですが、何よりも美容の仕事を楽しむ心がなければ、美容師として長続きしない。

美容は楽しい仕事であるというメッセージを伝えることが、教える側の重要な役割。

 

シャンプーの技術を例に取ると、経験豊かな店長やベテラン美容師は技術以外の面でカバーすることができますが、基礎的なシャンプーの技術については、直近に学び多くのお客様を対応している少し先輩のアシスタントから学ぶ方がより学びは多いかもしれません。

 

美容の仕事、一つひとつ、それぞれのポジションが重要であり、それぞれがお客様からの感謝の声を聞くことで、美容への愛情と興味が深まると田村さんは説明しています。

 

そのような環境をたくさん作ることが教える側として必要なことなのだなと感じました。

 

教わる側にとっては「教わらない」という姿勢が重要と言います。
教えてもらったことを当然とせずいったん自分で考えるという、積極的に学ぶ姿勢が大切。

 

一度教えてもらったからといってそれに固執せず、自分で試行錯誤し、解決策を見つける力を養うことが重要。

 

受け身になり過ぎず、自分の頭で考えることが、教わる側の成長に不可欠だと田村さんは言います。

 

今回の田村さんのお話から、教える側は技術の楽しさ、美容の楽しさを伝え、教わる側は積極的に学び楽しむこと。

 

教える側、教わる側の相互の関係性が重要だということを今回改めて実感しました。

 

▼対談者のプロフィール▼
名前:田村 卓

 

■経歴
S57.1.25生まれ
国際文化理容美容専門学校通信課程卒
現在はHairdressing b.h.にてチーフスタイリストとして勤務

 

■実績
美容師歴22年目、目黒にある弱酸性の施術を得意とするサロンで沢山のお客様の髪や頭皮の悩みを解決するヘアドクターのような役割をしながら、ディラー主催のコンテストで優勝、入賞の経験もあり、ダメージレスの提案以外にも、お客様一人ひとりのライフスタイルやステージに合わせヘアデザインを提案しながら日々サロンワークに奮闘中。

Hairdressing b.h.