【接客】話をしなさすぎず、話しすぎずのバランス kankan 中嶋剛【対談】
適度な距離感
kankan 中嶋剛
美容師として23年目になる中嶋さんに接客についてお話を伺いました。
中嶋さんは専門学校卒業後に2店舗を経て、新宿に3人共同経営のサロンを開業。
その後、2020年に現在の新井さんと店舗をオープンしたそうですが、
探している段階から世の中の状況も徐々に変わっていき、
オープン直後には緊急事態宣言が出るなど大変な時期だったようですが、
以前からのお客様にも恵まれて現在にいたるとのことでした。
店舗名の「kankan」は、
ビルオーナーが以前に営んでいた「すし勘(すしかん)」さんから頂いて、
2人での共同経営ということもあり繰り返しの語感もよいということで
決めたというエピソードはなんだかほっこりして素敵だなと感じました。
そんな中嶋さんが接客で大切にしていることは「距離感」
基本的には中嶋さんのお客様との距離は近い方で、
なかには中学生の頃から担当し、結婚、出産まで
様々なライフステージを見てきているようなお客様もいる。
ただ、スタイリストである自分のことを話しすぎてもしつこいし、
話さなすぎても何者かわからない不安も与えてしまうので程よい距離感が大切と感じているそう。
以前に、お客様から接客中に真剣に相談されたことがあったそうで、
話が進むほどに内容が重くなり、中嶋さんもそれに真剣に答えていたところ、
お客様も重い雰囲気になって感情が出てしまうようなシーンもあったそう。
近い距離で接する職業だからこそ、お客さんとの適度な距離感は重要。
改めて接客のバランスが難しい職業だなと感じた今回の対談でした。
▼対談者のプロフィール▼
■名前
中嶋剛(なかじまたけし)
■プロフィール
▪️経歴
・秋田県出身
・日本美容専門学校卒業
・都内2店舗を経て、新宿にて仲間と共にヘアサロンを立ち上げる
・現在、代々木上原にて仲間とkankanを立ち上げ5年目になる
・美容師歴23年目
代々木上原という、数多くのアパレルや飲食店がひしめき合う洗練された街で、ヘアサロンを運営。
kankanは、完全マンツーマンのプライベートサロン。
リラックスできる空間で、ヘアデザインを通して、みなさまの生活がより豊かに楽しくなりますよう。