【教育】異なる文化圏での教育で気づいたこと ヘアーサロンONO 佐々木卓哉【対談】

本音で向き合うことの大切さ
ヘアーサロンONO 佐々木卓哉

日本での経験が3年目にも関わらずベトナムに異動となり
教わる立場から教える立場に変わった佐々木さんに教育についてお話を伺いました。

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日本で2年の修行期間を経てスタイリストとして1年が経った頃
急にベトナムに行くことになった佐々木さん。

 

立場が急に教わる側から、教える立場に

さらに文化や慣習の違うベトナムの現地採用のスタッフの指導者となり

とても大変だったといいます。

 

日本とは文化が異なり自分自身が納得し共感を得てからがスタートになる。

「なぜ」が伝わらないと技術を覚えても自己流に変化してしまい、

品質管理が非常に大変だったそう。

 

さらには時間が経つと、自己流に変化してしまった自分の技術に自信を持ってしまい

さらに変えることが難しくなってしまったこともあった。

 

しっかりとマニュアルを準備し、

何を教えたかを理由から明確に教え、

理解、共感を得ることが大切と気づいたそうです。

 

今回のお話は異なる文化や慣習のもとにあるスタッフだから大変なのではなく

実は日本人でも同じようなことは起こっているのかなと思いました。

 

日本では指導してもらっている間は、

上下の関係もありなかなか言いづらかったりしているだけで、

心の中では同じように感じていて、その辺りがネックとなり

最悪な場合、離職につながっているケースも少なくないのかもと感じました。

 

だからこそ教わる側は積極的に聞きに行くスタンス、
教わる側はどんなに忙しくてもしっかりと聴いてあげられる余裕を持ちたいと

あらためて感じた今回の対談でした。

▼対談者のプロフィール▼

■名前
佐々木卓哉(ササキタクヤ)

 

■経歴
理容師である母に憧れ、小学生の時に理容師になる事を決意。
地元岩手の東北ヘアーモード学院卒業後、ヘアサロン大野に入社。
東京•大阪全店舗での勤務を経て、入社2年でスタイリストデビュー。2015年にはグループ初の海外店舗であるベトナム•ハノイ店の立ち上げに携わる。現地で9年半の勤務を経て、2025年3月に本帰国し、グループCIOに就任。

 

■実績

○2015年9月
ヘアサロン大野グループ初の海外店舗「日本橋Hair Salon ONO」のオープニングスタッフとしてベトナム•ハノイでの勤務

○2019年7月
ハノイ2号店となる「Barber’S」立ち上げ

 

■理容師としての思い
心とハサミでお客様の最幸の人生をデザインしたい。
理容にはお客様の人生を変える力があり、本当に夢のある職業だと思っています。
今後更なるグローバル化が進んでいく中で、国籍や環境、言葉や髪質、幸せの価値観などが違うお客様に対しても日本の理容サービスの素晴らしさを感じていただけるように追究してまいります。

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