コールドリーディング
コールドリーディング
突然ですが、あなたはどういう時に誰かを信頼するようになりますか。
人によって様々ですが、何も言わずとも自分のことを理解してくれる、あるいは察してくれる人がいたらありがたいですね。
今回の記事では、そんな相手の気持ちを理解しているように見せるテクニックであるコールドリーディングについて紹介していこうと思います。
コールドリーディングとは
コールドリーディングとは、「コールド(準備なしに)」と「リーディング(心を読む)」という意味を持つ言葉です。
つまり、事前の情報収集を必要なしに相手の気持ちを言い当てるようなテクニックを指します。
一見詐欺っぽいテクニックと思われるかもですが、相手の考えや感情に影響を与えたいすべての場面に応用できるため、相手から信頼を得たり、相手から情報をうまく引き出したりと様々なメリットがあります。
ちなみに、コールドリーディングとは逆に事前に情報を集めてから相手の気持ちを言い当てるテクニックを「ホットリーディング」と呼びます。
コールドリーディングのテクニック一覧
コールドリーディングには様々な技術・方法が存在します。
コールドリーディングに存在する基本的なテクニックをいつくか紹介します。
- あいまいルーズ
言葉を複数の意味で解釈できるようあいまいな言い回しをすることで、相手の気持ちを言い当てるように見せるテクニックです。
「~してしまうことがありませんか」というような言葉を使うことで、聞いた人に自分に当てはまっていることを言っていると思わせる技術です。
- 不満ルーズ
相手が抱えている不満を言葉で表すことで相手から悩みを引き出すテクニックです。
不満を何一つ持たない人は滅多にいないので、「あなたは現状に不満を持っていますね」といった言葉をかけることで、相手から「実は…」と具体的な悩みを引き出します。
- おだてルーズ
相手の美点を褒めることで相手から信頼を得るテクニックです。
人から自分を褒めてくれたり、認めてくれたりする人を信頼する傾向にあります。
- 弱点ルーズ
相手の弱点を指摘するテクニックです。
ポイントは前項の「おだてルーズ」と合わせてフォローを入れることです。
弱点を指摘するだけでは相手を傷つけしまう、一方ただ褒めるだけでは怪しまれしまうかもしれません。
弱点を指摘してから美点を褒めることで、より信ぴょう性の高い褒め言葉を表すことができます。
- ダブルバインドルーズ
「AとBのどちらが良いか」のように、発言側で選択肢を用意して聞き手側がYES/NOどちらを選択しても正しくなるような質問をするテクニックです。
聞き手側は自分で答えを選んだ気持ちになるので、会話をスムーズに進めるのに役立ちます。
- 自己幻想ルーズ
相手の思っている理想や幻想を指摘するテクニックです。
「あの時ああしていればもっと良い生活ができたかもしれない」といった幻想を刺激することで、相手が思うより良い理想像を引き出し、相手との共感性を高める方法です。
まとめ
コールドリーディングは、事前準備を必要とせずに相手の気持ちを言い当てるように見せるテクニックです。
コールドリーディングを利用することで、相手から情報を引き出したり、相手からの信頼を得たりと、接客の場面で非常に役立つでしょう。
コールドリーディングを駆使して、是非お客様との信頼関係を築いてみてください。
※参考資料
・相手の気持ちを言い当てるテクニック「コールドリーディング」とは
・コールド・リーディングとは? 12の会話テクニックを紹介!
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